自己肯定感を高めることの大切さ

黄色 自分軸を育てる 自己肯定感をあげる

自尊感情が高い人は、困難なことにあってもねばり強く努力するが
自尊感情が低い人は、すぐにあきらめてしまう傾向があるのだそうです。

自尊感情

日ごろ専門学校で担当している学生たちを見ていると
「好きなこと」「関心のあること」に関しては努力するが
「ほどほど以下の関心事」に関しては、少しのつまづきで
あきらめてしまう人が少なくないように感じます。

ほどほど以下の関心事でつまづきを感じたとしても
周り(友人や講師)のサポートが得られると
少しずつ気持ちが困難と感じていた課題に
取り組みはじめます。

周りの情熱や思いに背中を押されるのか
初期段階のつまづきでまだあきらめ心も浅いのか
意外とすぐ気持ちが上向きになるようです。

そしてつまづきが少し解消されると
「私にもできる!」という自己を肯定する気持ちが芽生え
自力で頑張れるようになります。

自力であれ、他力であれ
自己肯定感を高めていくことは
意外と簡単にできるように私は考えています。

自己を肯定的に捉えられるようになると
自尊感情は上昇するのだそうです。

そして、自尊感情が高いと
自分が努力すれば周囲の状況を変えることができるという
自己効力感を持つようになる。

さらに、
自分の現在の力よりも少し困難な課題をやり遂げる経験を
重ねることによって
自分はできるという自己有能感を持つようになり、
さらに意欲的に何かをしようとする動機づけにも繋がるのだそうですよ。

自己肯定感を高めることからはじめませんか。

文.岡村 知美

参考・引用元
向田久美子(2017)「発達心理学概論」放送大学教育振興会